内容
論理は対等な関係の中でしか、正確に機能しない。しかし、対等な関係なんてものは日常には存在しない。詭弁といわれるもので世界はあふれているので、だまされないようにしましょう。
議論において、対等な人間関係などというものを期待することもまた、「教室ですごす時間が長すぎた人間の頭に芽生えた妄想」と言えるだろう。実社会には、そのようなものは存在しない。
論より詭弁~反論理的思考のすすめ~ (光文社新書) kndle 位置:113-122
根拠のある話をしても、メンツや立場が邪魔をして、話はなかなか進んでいかないのはこれが原因だったのか。
「誤っているように見える意見であっても、簡単に拒絶してはいけない」という忠告はあまり聞いたことがない。
論より詭弁~反論理的思考のすすめ~ (光文社新書) kndle 位置:216
当たり前の話だが、雰囲気で判断してはいけないわけで、感覚で判断しない方がいい。
あるテクストの接続詞の使い方を観察することで、その語り手の価値観を 剔抉 することも可能となる。
論より詭弁~反論理的思考のすすめ~ (光文社新書) kndle 位置:340
無意識に何を相手にどんな印象を与えたいのかをすり込もうとして発言している。あるものをどのように表現するかで、その人の内部が透けて見えてくる。
われわれが論理的であるのは、論理的でないことがわれわれにとって不利になるときだけでいい。
論より詭弁~反論理的思考のすすめ~ (光文社新書) kndle 位置:874
日常で、論理的で話すのは損ばかりなので、使い時を選んだ方がもらいが多くなる。
レトリックが対象とする日常議論においては、誰が語ったかということは、何が語られたかということ以上に、説得に大きく影響する場合がある。たとえ語られた内容が同じであったとしても、聞き手は、誰が語ったかによって、まるで別様の評価を下す。
論より詭弁~反論理的思考のすすめ~ (光文社新書) kndle 位置:1388-1396
権威のあるのかないのか、好きなのか嫌いなのかが判断に大きく影響をする。
最終的に、僕らは「誰を信じるのか?」という問いに行き着いてしまうんです。
岡田斗司夫のブロマガでした話「占い師の話」 kindle 位置:117
情報過多の状況だとどんなにデータを出されても、最終的には誰を信じるかということに行きついてしまう。
実際は誰がいったよりも何をいったの方が重要なのに。人が雰囲気に流されるのはしょうがない。
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