村田らむ(著)
内容 怖い話には大きく人外の話と人間の話があると思います。結局怖いのは人間の心ですというおちで終わるのが人間の怖い話です。そんな、人間の怖い話を集めた話でした。
事故物件住みます芸人・松原タニシ氏や「ほんトカナ!?」ケンドーコバヤシの絶対に観ないほうがいいテレビ!』に出演しているTOCANA編集長の角由紀子氏などの話も入っています。
感想
読んだことのある話もありましたが、全体的には好印象でした。それにしても殺人の話が割合として多かったんですが、みんないろいろ巻き込まれているもんですね。人型の物体の処分を頼まれたら気をつけようと思いましたね。嫌ミス(嫌なミステリー)というジャンルがありますが、分類すると同じ方向性の話にはなると思います。何が違うのかと考えてみると、嫌ミスは小説なので心情にある程度理解できる余地を残しているのに対して、人怖の場合は心情の論理が破綻しているので理解不能なことが多い。現実は小説よりも奇なりというのはこういうことなのかと思いました。
人間の怖い話で2ちゃんだと「危険な好奇心」が好きでしたね。
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