エレジー 赤松 利市(著)

［内容］

ショコラ：新宿でニューハーフのショーパブに嵌る独身男。

マリア：フィリピンパブの女と結婚した道東の漁師。

アキラ：道頓堀に置き去りにされた少女を拾った中年男。

三つ話が入っています。

アマゾンの内容紹介から一部引用

［感想］

著者の作品９冊目です。

いわゆる白赤松バージョンの作品です。花冷えの日が続いておりますが、心があたたまる作品を読んであたたまるのもいいのではないでしょうか。「饗宴」は黒らしいので、そちらも楽しみです。

作品中に新宿のニューハーフバー「黒鳥」が出てきます。「黒鳥の湖」がモデルなのでしょうか。「黒鳥の湖」にはいったことがあります。腕の動かし方と、肩から腰の見せ方に気を使っているのだなと感じました。そのころ、新宿で有名なのは「黒鳥の湖」「ひげガール」でした。テレビでよくみかけたのは「ひげガール」のキャストだと思います。「黒鳥の湖」は美人な人が多かったですよ。

「マリア」が好きな人は「風致の島」を「ショコラ」が好きな人は「犬」を読んでみるといいと思います。

2022年72冊目